http://q.hatena.ne.jp/1293801230
http://q.hatena.ne.jp/1263087958、http://q.hatena.ne.jp/1278498931)
歴史系、科学系の展示についての感想歓迎です。また、講演、作品ツアーなど、その展示に関連したイベントへ参加なさった方がいたらそれについても教えていただけたらと思います。そして、その作品(あるいは展示)に対しての思いも聞かせていただるととてもうれしいです。
(※現在開催中の展示についての感想も歓迎です)
宇和島市立伊達博物館に行われた豊臣秀吉画像展
日本史の教科書によく載っている秀吉像を見ることができました。
http://www.city.uwajima.ehime.jp/www/contents/1153278102531/index.html
福岡市博物館で金印の実物を見ました。案外小さいのと畑から掘り出された桐箱もなにもないおもちゃめいたハンコですが、丁寧な資料集めで、これがホンモノと判断される歴史的経緯があったことがよく分かりました。
また同じ博物館の常設展示で、漁師や商家の風習を詳しく説明した部分がおもしろかった。
韓国の海と近く、外国への玄関口になっている福岡の湊にはいなせな男達がすんでいたのだという気がしました。
さらに、同じ期間の特別展で、葛飾北斎展を見ました。
http://www.nishinippon.co.jp/jigyou/ukiyoe/hokusai.shtml
地元名古屋から応援で垂れ幕のだるま絵(復元)がきていて大迫力。
私が普段から大好きな「漫画」の開祖さまです。当時は遠近法が特別なものであったとか、美人絵とか、風景画から何から何まで。とにかくよくぞこれだけという程絵を描いて描いて描きまくった「漫画家」のおじいさん。広告を打ったり、同人誌をつくったり、看板を描いたり、ロフトのライブペインティングみたいなイベントを打ったり、果ては遠く海外に絵だけで通じ合う熱烈なファンができちゃったり。
こうしてみるとかなり今と似ています。こんなじいさんが長生きして幸せにくらせた江戸の時代がユートピアにみえてきます(もちろん北斎のフィルターがあってのことですが)。絵描きさんて生来の楽天家でないと勤まらないんですね。
ちなみに、褌をつけた男の尻や膝裏、ふくらはぎは醜いとおもっていましたが、北斎のフィルターをとおして初めて、可愛くて表情豊かなものだとおもえるようになりました。
お返事遅れてすみません。
いつもご参加くださってありがとうございます。毎回楽しみにしております。
金印、福岡市博物館にあったのですね。こういう質問をしていると、あの有名なあれがこんなところに!ということがわかるのが嬉しいところです。
http://museum.city.fukuoka.jp/jb/jb_fr2.html
ほんとに今でも光り輝いてますね・・・偽物説については、子供のころにきいたような。同じ工房で作られた金印があってそれが本物の決めてになった、というのは面白いです。
福岡は博多が有名ですが、福岡の漁業、商業というのはあまり語られたことがないですよね。ぜひ一回見てみたい展示です。
北斎、いいですね。これだけダイナミックで力強い筆致なのに緻密なところは驚くほど緻密、というギャップも魅力です。東京墨田区?に北斎記念館とかできるとかなんとかいう話もあったんですけど、どうなったんでしょうね。あのへん工場とか会社とかばっかりで殺風景なので、北斎の絵で元気にしてもらいたいです。
達磨の絵、いい感じです。こういう垂れ幕、いいセンスだと思います。
国立天文台の三鷹キャンパスの見学に行きました。美術展ではありませんし常時公開施設ばかりですが、科学系の展示も歓迎ということなので回答させていただきます。
私は近代の建築を勉強していたのですが、三鷹の天文台にある「第一赤道儀室」「大赤道儀室」「太陽塔望遠鏡(通称:アインシュタイン塔)」の3つの国登録有形文化財を見学したくて訪れました。三鷹の天文台のものは古くなっているにも関わらず手入れも行き届いているようで、巨大な望遠鏡が建物と連動して目の前で動くのには感動しました。なかでも大赤道儀室は大きな望遠鏡だけでなく、建物の架構もあいまってとても素敵な空間となっていました。近代化遺産に興味がある人だけでなく、もちろん天文に関する各展示も多くあります。
また、私が訪れた後のことですが、天文台で展示されている「レプソルド子午儀」という観測機器が重要文化財に指定されたようなので、建築や天文に興味がなくても行ってみる価値があるのではないでしょうか。
http://www.nao.ac.jp/index.html
http://www.nao.ac.jp/about/mtk/visit/shisetsu_koukai.html
(少し追記)
アインシュタイン塔の由来ですが、もともとドイツに建てられたアインシュタイン塔(用途や機能も同様)に引っ掛けて呼ばれていたのが定着したらしいです。
それと、年末年始以外は毎日見学できるようですよ。あと、無料ガイドというよりも土日祝と夏・春休み期間にのみ説明員がいるようです。
ありがとうございます。こんなところがあったとは。まさに産業遺跡、近代化遺産の宝庫ですね。
(遺跡じゃないですね、今でも現役なのですね、すみません・・・)
どれもRC建築・・・大震災前のRC建築もありますが、震災前というのはやはり珍しいのでしょうか。木製ドームというのも初めて聞きました。ぜひ見てみたいです。
アインシュタイン塔・・・とは、どういう由来でつけられたのでしょうか。外面がタイルなのですね。
大正昭和のこの時代の建築や建材がたっぷり残っているぜいたくな空間、機会があったら行ってみたいと思います。平日だけというのがネックですが、無料ガイドまでつくのはすばらしいです。レアな遺産をありがとうございました。
大英博物館の古代ギリシャ展です。
体がテーマになっていましたが、どの像もとてもセクシーでしたよ。
古代のオリンピックではヌードで競技に参加したんですね。
あとは、ギリシャ神話に関する像も多く展示されていて、勉強になりました。
古代ギリシャ展ですか。どうしようかな・・・と思ってたのですが、展示の切り口がユニークですね。いろいろな競技が美術品を通してみられるというのはちょっと面白いです。有名な円盤投げも美しいですが、長距離走やボクシングのアンフォラの絵も見ていて楽しい感じです。
女性の像も、小柄でかわいらしく、女性的な柔らかさにあふれていて実際に見たくなりました。
いつもありがとうございます。
またよろしくお願いしますね。
「民族学者 梅棹忠夫の眼」この方の本をむかしよく読んだので行ってきました。カメラマンさながらの写真がよかったです。
大阪の民族博物館、いいですね。一回は行ってみたいところです。
サイトの写真、すごくシャープな写真で驚きました。
同時開催のウメサオタダオ展の動画を見ると、ニコン愛用だったみたいですね。イラストもすごくうまかったようでびっくりしました。
ナシ族の女の子たちが可愛い。リビア・・・このころは平和だったのでしょうか。今はどうなっているのか・・・
こういう小さな記録の一つ一つが失われていくもの、変わっていくものを保存する作業なのでしょうか。それが民俗学の一つの役割、と最近ききました。昔の平和な写真を見るのはつらいかもしれないですが…
蛇足ですが、ウメサオタダオ展で「なんにもしらないことはいいことだ」と大きく掲げられていたのには勇気付けられましたw
ありがとうございました。また何かありましたらぜひ教えてくださいね。
展示会を目当てに行ったというのではなく、時間も閉館間際で常設しかない感じでしたが、本当にこの「ひろしま美術館」は行けて良かったと思えた美術館です。
http://www.hiroshima-museum.jp
まず、美術館自体の作りの良さにビックリしました。
結構美術館に行ったことはあるんですが、退屈だなと思う方でして…でも、ここの作りは館内が円でできていて、真ん中の吹き抜けに美しい像が立っておりそこを抜けて次の部屋に入ってゆくという飽きのこない造りになっています。
ちょっと俗っぽいですが、ロートレックやシャガール、ピカソなどの著名な作家のとても質のいい作品が堂々と並んでおり「な、なんて贅沢な美術館なんだ!?」と驚きました。(書ききれてませんがまだまだこの他にも著名な画家の作品が各部屋ごとにたくさん!)こんなに豪華な筆者が一堂に勢揃いしている美術館は珍しいと思います。
特にシャガールは教科書等印刷物で見ていた時は「どこがいいんだろう…」と思っていた画家でしたが、実際に絵を間近で見たらその絵の大きさ、迫力、筆遣い発色の良さに度肝をぬかれました。生で見ると凄い!!と思った作家ナンバーワンです。
とにかく時間がなかったのがヒジョ~~に悔やまれました。(期待していなかったので(失礼ですね)30分くらいしか時間を取ってなかったんです;)ちょっと遠いのでなかなかカンタンには行けないのですが、広島に行く時にはまた絶対に行こうと思う場所です。
因に昨年行った展覧会では「ポンペイ展」がとっても良かったです(^_^)
ありがとうございます。
サイトを拝見しましたが…本当にぜいたくな美術館ですね。
近代の画家だけでなくモネ、ドガ、ゴッホなどの印象派も非常に充実していて、いい作品が多くて驚きました。ゴッホ、いいですね。モネもきれい。人物画の印象が強いルノアールの風景画もすてきです。ピカソ、シャガールの部屋は軒並みno photoなので、サイトでは見られなかったのが残念ですが・・・(きっと生で見ろとのお達しなのですね)
美術館自体も優れた評価をいただいている建築なのですね。
http://blog.livedoor.jp/archplus/archives/51085946.html
設計は日建設計の与謝野久さんという方だそうで。何回か賞も受賞している優れた、かつ市民に愛されている美術館だそうです。
サイトで見るだけでも気持ちのいい空間でした。
ありがとうございました。
※ポンペイ展、私はとうとういけませんでした・・・去年の質問でも評判がよかった展示です。いけなかったのが悔やまれます。
ありがとうございます。
あの秀吉の絵は宇和島にあったのですか・・・しかも死後、家臣が描かせたものとは。
ぐぐってみたら、毎年公開しているようですね。実物をご覧になれてうらやましいです。
まだ4回回答していただけますので、他のミュージアムの感想もありましたら引き続きお願いいたします。