見た目には普通のトマトに見えます。
たまたま隔壁の形が直線状に並んで見えているため
違和感があるのではないでしょうか。
また、色の見た目からして、かなり青いうちに収穫してから
赤く追熟させているように見えるので、
味気ないのはそのせいではないでしょうか。
普通のハウストマトですが、組織がもろく色が薄くかなり徒長している印象です。
今の季節なら促成栽培で、たくさん重油を炊いて気温を上げて作られています。
あまり美味しくない原因ですが、ホルモン剤とかではなく、ごくごく普通の連作障害ってやつです。
トマトは形が崩れていなければそこそこの値が付きますから、無理して連作する産地が多い。
生り物は連作障害がもっとも出やすく、本来なら数年に一度しか植えない方が良い。
ただ、輪作するとそれぞれの産品をブランドとして確立させなければかなり安くしか売れません。
同じ産地でも等級や季節によって付け値が変わる世界です。
写真のトマトですが、お値段相応って意味ではそれほど酷くありません。
今の季節は気温が低く燃費がたくさん掛かりますから、自然と全体の相場が上がります。
形が悪くなるのは植物が無理して生りたくないって言っているようなものです。
たぶん等外品か並品でしょう。
私見ですが、今の季節に美味しいトマトを食べたいなら、かなり値が張るミニトマトがお勧めです。
> 一般トマトの断面は米字の構造ですが
いや、そんなことないよ。品種にもよるんだけど
結構断面がいびつなのはいっぱいあって、
細かく網目のようになっているような品種もある。
むしろ大ぶりのトマトだと
断面がきれいなコメ型になる方が少ないんじゃないかな。
老婆心ながら、自分が見慣れないものを
異常だ、捏造だ、というのは控えたほうがいいと思います。