まずは背すじをのばすことです。地面やスマホばかりみつめていないこと。空や標識をしっかりみること。
さらに制服でいうと美容室に行くこと。行くだけで髪をぼさぼさしないよう清潔感ある形にしてもらえるので。
私服でいうと、やはり私服に気を遣うことですね。
とはいえ冬ですので外着は暖かいコートになりだれしもあまりかわらないのですが、
気合いをいれるときはホッカイロをつかって少し薄着にトライしてみましょう。
セーターやトレーナーは着古していても毛玉をとるなどで清潔感あるちゃんとした感じをだしましょう。
自分が自分をかわいいと思うこと、特定の誰かや限られた数人にかわいいと思われること、学校など自分の所属するコミュニティの共通認識としてかわいいと思われること、インターネットや芸能界などでかわいさを武器にポジションを得ること、何を目的とするかでそれぞれ実際に必要な工夫は全く異なる。
じゃあそもそも、かわいいとはどういう概念か。
まず、「かわいい」とは、ある理想的な状態があって、そこから減点方式で採点されるもの「ではなく」、ひとりの人間を誰かが見て「勝手に」評価するものだという理解がいちばん大事だと思います。人によって解釈が全く違ったりする。だからこそ、誰かにかわいいと思われたいなら、自分の信じる「かわいい」それ自体を目指すと目的とズレることがあるのでそこは適宜注意してください。
場所や集団によるケースバイケースでかわいいと見なされやすいコードは変わってくるので、ズレないためにはそれに敏感になる必要がある。現に「かわいい」とされている人たちにはなにか共通するものがあるはずです。案外顔のパーツ以外にもいろいろあったりするから、それを分析するのもいいでしょう。
その上で、以下はひとつの無難な解釈なついて書きます。
「かわいい」とは、「100点満点のテストで、20/25,20/25,20/25,5/25の65点で及第点を取る」ことです。
「及第点を取ること」と、「どこかで取りこぼすこと」がポイントです。
「全体として良い印象で、親しみやすさを覚えるような欠点もある」と思われる、ということ。
例えばチャームポイント(死語?)が唇の女優。実は唇が満点なのではなく、その他の要素が軒並み高得点の中で「ん?」と思うような異質な部分があるから「個性」としてその人のアイコンとなり、それがかわいい!となるわけで。
話し方がヘンなアイドルとかも同じことね。
じゃあそういう欠点がないのは悪いことなのか、欠点がないことが欠点とか言いたいのかというとそういうわけでもない。そりゃ欠点は無いほうがいいんだけど、無かったらそれはもはや「かわいい」とは別の言葉を当てたほうがいい、「なんかすごい人」ということになる。逆に言えば、「かわいい」とは、完璧になれない人への救済措置でもある。
まあその人だってたぶん舞台が変われば目立たなかった欠点が露呈して「かわいくなってしまう」んだろうけど。
大抵の人間には得てして自分の気づかない欠点や気付いていても直せない欠点があるものなので、意識してチャームポイントを作る必要はない。これをあえて作ろうとして奇抜な格好や言動をしても、全体で見たときあんまりうまくいかない。いわゆる厨二病患者みたいになりがち。ならないに越したことはない。
さっきは芸能人を例に取ったけど、場所を教室に移しても、似たようなことが言える。配点が場所によって変わってくるだけ。ちょっといい感じくらいの顔の人が芸能界でかわいさを武器にして戦おうとすればそれこそ整形含めあらゆる努力で点数を引き上げなければ難しいけど、学校でかわいいと思われればいいならむしろまず挨拶とか身だしなみとか別の細部に拘った方がいい。真面目で優しいし顔も悪くないけど、チビ。くせっ毛。字が汚い。笑い方がヘン。それがかわいさになる。これが最初に書いた「目的によって実際の工夫は変わってくる」ということね。
あとは、自分が自分をかわいいと思うにはどうするか。これが案外難しいけど、「かわいい」とはここで書いたような概念だと捉えることと、現実的な及第点を設定することができれば、生まれつきの美点と自分なりの努力と努力でどうしようもない欠点がまるっとあわせて「かわいい」なんだと受け入れることはできる、かもしれない。まあ特別そう思いたいのでなければ思えなくてもいいし。
質問の答えとしては、「自分に見合った場所で、良い印象を得やすいいろんなことを自分なりに頑張る」ということですね。書いてみてあまりに月並みな結論で自分でもびっくりしました。
ここで問題にした「かわいい」がピンと来ないなら、他のなんらかの状態になりたいということなので、それならそれに向けて頑張ってね。
ありがとうございます!美容室、行ってみます!